≪社員の誰も知らなかった初耳学:志津刃物の前身①≫
2020年 2月 7日
先日、前社長(二代目)から不意に教えてもらいました。
志津刃物ができる前、社員の誰も知らない社史。雑記帳の第一号、≪沿革その①≫の更に前のお話です。
志津刃物製作所を創業した初代社長には弟がいたそうです。
初代社長は“研磨”の職人でしたが、弟は市内のプレス会社に勤める“プレス”職人でした。
「兄」が今の志津刃物製作所を起こす前、「弟」は「兄」と協力して会社を興したそうです。
その名は「堀部刃物」。(「堀部」は社長の苗字です。)
職人気質の「兄」と異なり、「弟」は発想豊かなアイデアマンだったそうです。
二代目曰く、「弟」の画期的なアイデアで、堀部刃物はいくつかの『大ヒット商品』を産み、関の刃物づくりに大きなムーブメントを起こしたそうです。
しかし、私は知っています。
二代目は少し話を盛るときがあります。2割くらいは差し引いて考える必要があります。
(三代目はもっと話を大きくするので話半分で聞くのがコツです。)
そこで、関の刃物の歴史に造詣深い、老舗問屋の社長さん(I氏)にお話を聞いてきました。
つづく