≪刃物の抜き殻・端材の活用≫
2019年 8月 2日
関の刃物づくりは「抜き刃物」です。
製材された板から刃物の形に抜き取る工程から始まります。
抜き取った後には必ず「抜き殻と端材」が残ります。
普通はスクラップになります。もったいないです。
ダマスカスなどの高価な鋼材は数千円/kgします。
弊社では花壇に使ってみました。(刺しただけですが。)
ある企業さんのワークショップではとてもカッコいいインテリアになっていました。
抜き殻の活用方法はいろいろあるようです。
昨年の刃物祭りで試し売ってみようと思ったのですが、流石に持って帰る方の姿を想像すると申し訳ない気がしたので中止しました。
前の工場長がとても几帳面だったので、何かに使えないかと端材を切りそろえて、丁寧に残してくれていました。
昨年の8月にこれを引き継いだ私。
前工場長の善意を、何かカタチにしたい。
過去にはアクセサリーを作ってみようとトライしたことがあるようですが、イマイチだったようです。
そこで展示会などのギフト用にミニチュアサイズの包丁を作ってみました。
ダマスカス鋼の端材を使っているので、しっかり磨けば綺麗な波紋も出ます。
当初は時間のあるときに手で削って、なんとなく包丁らしくなればいいかなと思っていたのですが、
もう少し大きければ普通の包丁のように機械でも加工ができて、しっかりとした刃物ができるらしいです。
始める前の情報収集が大事ですね。
やり直し中です。
ということで、機械で加工ができない400丁はどうしようか。
今年(2019)の刃物祭りのお客さんに配ろうかな。
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