≪パン切り包丁の開発≫
2016年9月2日
弊社ではOEMの歴史の中で、ギザキザ鋭い刃や山谷の起伏の大小をお客様の仕様に併せて変化させ、いろいろな波刃形状のパン切り包丁を作ってきました。
自社のオリジナルパン切り包丁の開発にあたって、これまで自社が手掛けたパン切り包丁を改めて使ってみました。
もちろん切れましたが、どうにも満足できませんでした。
パンを切る専用の包丁なのに。
そこで、自分たちが満足できるパン切り包丁をめざして、思考錯誤。
パン屑のでにくい波刃の形状を求めて、いろいろな波刃を作成しました。
何度も切り試しをして、その度にパンでお腹一杯になりながら、ようやくたどり着いた最適な波刃形状。
ですが、まだ満足しません。
この波刃、柔らかいパンには強いんですが、固いパンには食い込みがイマイチでした。
うまく食い込んでくれず、パンの角が潰れてしまう。
キレイなサンドイッチが作れない!!
そこで、再度思考錯誤。
先端には固いパンにもスムーズに食い込ませる別の波刃を追加しました。
ようやく一本に2種類の波刃をもつ弊社自慢のパン切り包丁が完成しました。
柔らかな食パンにもフランスパンのような固いパンでも満足できる切れ味です。
展示会や催事などで、お立ち寄り頂いたお客様には度々パンの試し切りをして頂いています。
そして皆さん、本当に驚かれます。
実演販売のプロも驚きます。パン屋さんも驚きます。
パンを切るのが楽しくなってどんどん切っちゃうお客様も見えます。
その場で、自分用、両親用、妹夫婦用と3本買って頂いたお客様もいらっしゃいました。
よく切れるパン切り包丁がご家庭に1本あれば、キッチンの片隅で眠っているホームベーカリがもう一度動きだすかもしれません。
是非一度お試し下さい。
雑記帳、見て頂きありがとうございます。